田中 圭さん/大手町法律事務所 弁護士
1995年3月 照曜館コース(中高一貫)卒業
私は男女共学になった年、照曜館コースの第1期生です。家から通えることもありましたが、成績一本勝負の学校だということで選びました。同級生は100人と少なかったので、6年間一緒に過ごした友人は家族と同じ感覚でつながりは強く、卒業後も仲間として交流をしています。今も年に1度の同窓会には参加しています。
実力テストが月に1回行われ順位が貼り出されます。だからしっかりと勉強をする。集中的に学ぶという習慣や訓練がこの6年間でできたと思っています。そして大学に入学して弁護士の道を志しました。先生たちの異動もなく、いつも身近にいてくれました。これは私立の良さでしょう。校則も厳しかった。それは縛り付けるというのではなく、生活習慣などは丁寧に指導してくださった。本当に親身になってくれましたね。何か困ったことがあれば先生に相談していました。すると必ずきちんと応えてくれるのです。これも強みではないでしょうか。
当時は男女共学になったばかりで、男子生徒のための設備やシステム、部活が野球部だけ、文化部がないなど弱点ばかりだったのでは。(今では全て整備されたと伺いました。)だからこそ勉強に専念できたのでしょう。基本、女子校だったので女子ばかりの中で体育祭をやったことを覚えています。中学では既に高校生のカリキュラムもやっていましたし、高校では補修2時間を入れて9時間授業でした。学校に来ると校内着に着替えるのですが、それがとても楽ちんで。このスタイルも窮屈な学生服から解放されて勉強に集中できた要因です。それが狙いだったのかもしれませんね。勉強ができる環境、勉強の習慣が身に付く学校です。
卒業してから約20年以上になります。当時の先生たちとゆっくり話したいな、と思うこのごろです。