4月10日から始まった北九州市長杯争奪高校野球大会。
5月8日(土)、光陵グリーンスタジアムで行われた決勝戦(対戸畑高校)に野球部が臨みました。
相手先発投手の立ち上がりを攻め、2回までに5点を先取する上々の立ち上がりを見せます。
先発した吉本君(3年)は、2回に1点を失うも、その後は抜群の安定感。
緩急を織り交ぜた投球で要所を締め、チームを盛り立てます。
応援にも熱が入ります。
コロナ禍の中での開催ともあって声は発しません。
それでも拍手とメガホンで選手達に声援を送ります。
今年のチームは守備の硬さに定評があります。
日々の基礎練習に励んでいた選手達。そこで培ってきたものを存分に発揮します。
ショートを守る一松君(3年)のところによくボールが飛んでいました。
難しい体勢でも、身体を伸ばしてジャンピグスロー!
好投する吉本君を援護します。
キャッチャーの藤田君(3年)も安定感抜群。ワンバウンドの球を何度も体で止めていました。
極めつけは6回の守備。
ワンナウト後、相手バッターの強烈な当たりが左中間を襲います。
落下点まで一直線に向かったセンターの輪竹君(3年)。斜め後方へのダイビングキャッチ!
見事に捕球!流れを相手に渡さないビッグプレーに、球場中から惜しみない拍手が巻き起こりました。
膠着した試合展開。好投していた吉本君が7回に相手打線につかまります。
ここでリリーフの坂本君(3年)にスイッチ。
継投で勝ち進んできた東筑紫。投手同士の絆も固くなりました。
後を託します。
右のサイドスローである坂本君。出所の見えづらいフォームと強心臓が持ち味です。
見事にピンチを切り抜けます。
いよいよ9回を迎えます。
1点を返され、なおもピンチが続きます。
3回目のタイムを取り円陣を組みます。
坂本君の力投にバックも応えます。
渾身の1球。
最後のバッターの打球はレフトのファールグラウンドへ。レフトの渡邊君(3年)ががっちりとつかみゲームセット!
この瞬間、東筑紫学園の北九州市長杯優勝が決まりました。
激闘を制した生徒達。素晴らしい試合でした。
表彰式では賞状とトロフィーが贈呈されました。
引き上げてくる選手達の表情は充実感に満ちています。
最後はベンチの中まで綺麗に掃除をします。
心技体が見事に調和したからこその優勝だったのかも知れません。
しかし、ここがゴールではありません。選手達の目標はあくまでも夏の大会。そして甲子園です。
今回の優勝で夏の県大会のシード権を獲得しました。
さらなる活躍を期待します!お疲れ様でした!そしておめでとう!