照曜館コース3年 梅田 明日佳(うめだ あすか)くん〔思永中〕
北九州市立大学 文学部 比較文化学科に、学校推薦型選抜で合格しました。
梅田くんは、小学3年生のときから「自学ノート」を続けています。
「自学ノート」とは、新聞記事の感想や様々な体験やその体験を通して考えたことなどを綴ったもの。
2令和3年1月現在、37冊が完成しています。
ときには1つのテーマで数冊のノートが埋まることもあり、高校2年生だった令和元年11月には「平成中村座 小倉城公演」の体験記で2冊のノートができました。
令和2年の3月から2か月以上続いた休校期間中もオンライン授業のない時間に「自学ノート」に取り組んでいたそうです。
37冊まで到達した最新の「自学ノート」 表紙・裏表紙のデザインも自分で考えています
「平成中村座 小倉城公演」についての2冊の「自学ノート」
「平成中村座 小倉城公演」についての自学ノートの一部抜粋
そして、令和2年7月には梅田くん自身が「自学ノート」の歩みを振り返った著作『ぼくの「自学ノート」』(小学館)が出版されました。
この取り組みの詳細が書かれていますので、関心を持たれた方はぜひ読んでみて下さい!
梅田くんの著作『ぼくの「自学ノート」』(小学館)
また、梅田くんの取り組みは、2019年5月にNHKのBS1で『ぼくの自学ノート ~7年間の小さな大冒険~』として放送され、大反響を呼びました。
同年11月には地上波のNHKスペシャルでも放送され、文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門で優秀賞を受賞しています。
好奇心の塊の梅田くんですが、大学生活の目標についてはこのように話してくれました。
「日本文学者のドナルド・キーンさんの人生に興味があります。アメリカ人のキーンさんがなぜ日本に帰化するまでこの国の文化や文学に夢中になっていたのか、キーンさんは日本とアメリカ、2つの故郷の違いをどのようにとらえていたのか、比較文化の視点で知りたいです。」
「今だからこそ挑戦できることをどんどんしたい。」
梅田くん、合格おめでとうございます!
そして、これから生まれる新たな「自学ノート」も楽しみですね!