照曜館コース2年の葛城澪さん(照曜館中出身)は、今年度行われた第1回英語検定において、英検1級に見事合格しました。
照曜館コースで初めての合格という快挙を達成した葛城さんにインタビューをしました。
「英検準1級に合格した後、次の目標を1級合格に定め、勉強を続けてきました。1級の一次試験はなんとか突破しましたが、二次試験の面接対策が間に合わず、最初の挑戦はうまくいきませんでした。2回目、3回目も挑戦しましたが、あと一歩のところで合格を逃してしまいます。英語科の新木先生やALTの先生には対策に多くのご指導をいただきましたが、前回は緊張からか、自分の思ったように話すことができなかったように感じます。
面接内容は多岐にわたっており、政治・経済、教育、医療、法律など、それぞれの分野について背景知識がないと問題文の意味すら理解できないことがしばしばあります。不完全燃焼に終わった前回の本番の内容は「宗教と科学の両立」でした。
英検二次試験のチャンスは4回まで。今回は背水の陣で臨んだ二次試験でした。これで落ちたら仕方がないと思えるほど面接練習を重ね、ジャンルを絞って背景知識を学び、自信を持って本番に臨みました。その結果、ある程度の余裕を持って面接に臨むことができました。
面接時間は10分で、面接官は日本人とネイティブの方の2名。最初に自己紹介と簡単なコミュニケーションがあり、その後5つのトピックが書かれた「トピックカード」を受け取りました。1分間でその中の一つを選択し、2分間のスピーチを行います。私が選んだのは「大学を義務教育にすべきである」という教育のトピックでした。残念ながら、自分が特に勉強していた分野は出ませんでしたが、教育関係の知識は押さえていたので、しっかりとスピーチすることができたと思います。
スピーチ終了後、面接官からいくつか質問があり、それに答えて面接は終了しました。踏み込んだ質問にも落ち着いて答えることができたので、堂々と面接会場を後にすることができました。
1週間後、「合格」の二文字を目にしたとき、これまで積み上げてきた努力が実を結んだ喜びで胸がいっぱいになりました。英検1級合格という目標は達成しましたが、国際的に評価のある試験としてはTOEFLやIELTSなどまだまだ多くあります。英語の勉強を今後も続け、より良いスコアを取ることを次の目標に定めています。
照曜館での英語教育は、自分の思考アプローチを大きく変えるものでした。週1回のオンライン英語では、初対面のネイティブの方にも物おじせず話す経験が積めました。日々新たな発見のある授業は、多様な知識の獲得につながったと感じています。
英語は積み重ねが重要だと思います。言語である以上、話すことに重きを置くべきだと思います。4技能をおろそかにせず、学んできたことが英検合格につながったと強く感じています。次の目標に向けて、さらに精進していきたいです。」
本当におめでとうございます!