1月9日(火)始業式後に服飾専攻の針供養が執り行われました。
本館の5階パブリックホールに祭壇を組み、服飾専攻の生徒、教職員が参加しました。
東筑紫学園は、昭和11年(1936年)の「筑紫洋裁女学院」創立を起源とします。
学園創立以来の伝統を受け継ぐ服飾専攻では、毎年1月3学期の始業式に、針供養を行っています。
針供養(はりくよう)とは、裁縫によって折れたり、曲がったりした針を供養し、神社に納める行事です。
硬い生地などで疲れてしまった針を、こんにゃくや豆腐などの柔らかいものに刺して、ゆっくり休んでいただきたいという気持を表します。
これを供養することで、針に感謝し、裁縫の上達を願います。
日本古来より伝わる風習であり、日本各地の神社で行われている祭祀です。
各学年の代表生徒が、自分の使った針を献針します。
3年生の代表生徒
2年生の代表生徒
1年生の代表生徒
供養を終えた針は、校内に鎮座する筑紫神社へ奉納です。
ものを大事にし、何事にも感謝して過ごすことの大切さを、改めて考えることのできる良い機会となりました。