東筑紫学園の歴史は、昭和11年(1936年)の「筑紫洋裁女学院」創立によって始まります。
その伝統を受け継ぐ服飾専攻では、毎年1月三学期の始業式に、針供養を行っています。
今年も、1月11日に本館5階パブリックホールにて、服飾専攻の生徒、教職員が参加し、厳かに取り行われました。
針供養(はりくよう)とは、裁縫によって折れたり、曲がったりした針を供養し、神社に納める行事です。
硬い生地などで疲れてしまった針を、こんにゃくや豆腐などの柔らかいものに刺して、ゆっくり休んでいただきたいという気持を表します。
これを供養することで、針に感謝し、裁縫の上達を願います。
日本古来より伝わる風習であり、日本各地の神社で行われている祭祀です。
各学年の代表生徒が、自分の使った針を献針します。
3年生の代表生徒
2年生の代表生徒
1年生の代表生徒
供養を終えた針は、校内に鎮座する筑紫神社へ奉納しました。
針だけでなく、目立たないところで、私達を支えてくれるあらゆるものへの感謝の気持ちを忘れずに、学校生活を送りたいですね。